前田美樹

2018.01.29 (MON)

栄養学と美腸を組み合わせたレシピ

こんにちは、管理栄養士/インナービューティープランナーの前田美樹です。

わたしは、栄養学そして美腸(腸内環境を整えること)を組み合わせて、ダイエットや美肌に効果的なレシピを考案しています。そんな職業柄、普段から“美容にいい”と言われる食材を聞きつければひとまず挑戦してみます。しかし、ブームが過ぎてもずっと使い続けるものとなると限られてきます。例えば、海外セレブに人気のスーパーフードなど。はじめは「なんだか効果がありそう!」と思いながらおしゃれな朝食にしてみたりするのですが、毎日となるとコストがかかってしまい、いつの間にか使わなくなってしまうことが多々・・・。どんなに栄養価が高いものを摂ったとしても継続できなければすぐに元に戻ってしまいますよね。

人も肌も体も日々生まれ変わっています。だからこそ私は、日常的に取り入れやすい食材や調味料を使い、簡単なステップで出来上がるレシピを心がけています。

そんな時、「これなら続けられる!」と感じたのが『おからパウダー』でした。

おからは大豆由来で日本人は昔から慣れ親しんだ食材。日本人の腸を整えるのには、やはり日本の食材がぴったりです。おからの特長は、とにかく食物繊維が豊富なこと。食物繊維は便秘を改善したり、血糖値の上昇をおだやかにしたりと健康には欠かせない成分です。しかし、この食物繊維、現代人では不足している人が多いです。玄米や野菜全般、豆類などに豊富に含まれており、意識していないとなかなか摂りにくいものです。

おからパウダーは、乾燥状態なので生に比べて日持ちもしてストックしておけます。使いたいときに使いたい分だけササッとふりかけることができるのですごく便利ですね。みそ汁に一振り、和え物に一振り、そんな風にちょこちょこ取り入れています。味の邪魔をしないので和洋中なんにでも合いますよ。
ある日の私のお弁当。かぼちゃのマッシュにおからパウダーをたっぷりと加え、食感のアクセントにナッツをプラスしました。
かぼちゃはビタミン豊富で、美容に嬉しい食材ですが、ダイエット中には糖質が多いのが少し難点・・・。そんな時、『おからパウダー』の出番です。おからは、植物性たんぱく質が豊富で低糖質。かぼちゃ単体ではなく、おからを混ぜることで、糖質を摂りすぎることなく満足感を得られるというわけです。
和え物にも、すりゴマ感覚で振り掛けることで、食物繊維とたんぱく質を補給することができます。
ブロッコリーやいんげんの和え物にもおからパウダーを加えます。これはぽっちゃりおなかが気になる男性にもおススメです。食物繊維を毎日摂ることで脂肪を溜め込みにくくダイエットに効果的。『おからパウダー』は気軽に使えて、難にでも会うのでスリムになりたい!肌荒れを改善したい!でも料理は苦手!そんな方にこそ、ぜひおススメしたいと思います。

WRITER

前田美樹

1988年生まれ、大阪府在住。
インナービューティーダイエット専門クッキングサロン大阪校にて講師を務める。
“気負わず台所に立てる簡単レシピ”をモットーに日常に取り入れやすいレシピの考案を中心に、コラム執筆、栄養計算、料理撮影などを行っている。美腸栄養学をもとにした「美肌ごはん」や気軽に作れる「米粉おやつ」を得意とし、おうちごはんを担う女性を笑顔にする活動をしている。

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